日常のあれこれ

SIerで2ヶ月の新人研修が終わり感じたこと

今回は大手SIerに入社し2ヶ月の新人研修が終了したので、研修の感想を書きたいと思います。

記事の目的

大手SIerの新人研修で何を学べるかがわかる。

2ヶ月間、かなり集中して新人研修に取り組んだ結果、プログラミングスキルとITの基礎知識が身につきました(下記2つ)。

  • 新人研修で簡単なウェブアプリケーションを実装できるレベルのスキル
  • 応用情報技術者試験レベルの知識

前者に関して、デザインに凝ったアプリを作ろうとすると、まだ出来ないかなという感じです。後者に関しては、研修で身につくというよりは、自習の影響がでかいです。

私は情報系の学部・大学院を卒業しました。入社当初は3年くらいプログラミングの経験はありました。しかし、ウェブアプリケーションの開発は経験がなく初心者でした。

終わってみて実感するのは、「確実に習得できること」「努力次第で習得できること」「習得できると思ったけど習得できないこと」の3つがあるなということです。まず、研修には会社が力を入れている部分とそうでない部分があります。力を入れている部分では、みっちり教え込まれるため「確実に習得できること」に該当します。そうでない部分は少し教えられる程度で自習が必要なため、「努力次第で習得できること」に該当します。また、入社前に研修で勉強したいと期待してたのに触れてさえいない「習得できると思ってたけど習得できないこと」もありました。おそらく、会社では使わない技術だったり、優先順位が低い技術であると考えられます。

確実に習得できること

プログラミングスキルは約3週間の開発実習を通して確実に習得できます。プログラミングの入門編を2週間、実際にウェブアプリケーションを実装する応用編が1週間という内容でした。入門編ではHello Worldの出力から始まり、ポリモーフィズムや抽象クラスなどの抽象化という技術まで扱います。実際に手を動かしながら理解していくので、非常にわかりやすかったです。応用編では、お題が出されウェブアプリを作らされます。

この実習のメリットは、チーム開発を経験できることと同期と協力して学習できることです。世の中には多くのプログラミングサービスが溢れるようになりましたが、依然としてIT企業の研修は優れているんじゃないかなと感じます。

チーム開発を経験できたのは、私自身、非常に良い経験でした。これは他のプログラミング学習サービスでは提供できない価値かなと思います。多くの学習サービスが個人のコーディングスキルを向上させるのに対して、新人研修はチームでの開発スキルに重点を置いています。新人研修の目的は、プロジェクトに配属された後きちんと働ける社員に育てることなので、個人のプログラミング技術を向上させることだけが目的ではありません。実際、1週間の実習ではチームで開発を行い、作業を分担してウェブアプリケーションを開発します。僕はサポート役として全体の進捗管理やメンバーの抱える問題を解決しました。仕事は大変で、自分の作業に没頭できなかったり、人にわかりやすく教えられなかったりと自分の課題を多く発見できました。チーム開発を通して、リーダースキルの向上、現場レベルの仕事の流れという価値ある経験を積めました。

同期と助け合いながら学習できることは、モチベーションの維持にとても効果的でした。私がわからない問題があったときは同期や講師に聞いたりしていました。これによって、数日悩むことはありませんでした。独学だとわからなくて数日悩み続ける事があります。これだと挫折しやすく、日々成長していく快感を得られにくいです。近くにプロのエンジニアがいればすぐ解決できるものの、そういった環境は簡単には作れません。新人研修では誰にでも聞ける場が用意されており、挫折しにくく、スピーディに成長できる環境が整っています。結果として、助け合いの場がモチベーションの維持に良い影響を与えていました。

努力次第で身につくこと

応用情報技術者試験の知識は、個人の頑張り次第で習得できます。応用技術者試験の知識は実務で習得するというよりは、座学で幅広く抽象的にITの知識を暗記するものです。一番良い勉強方法は、ひたすら過去問を解くことです。研修中にITの基礎として2日間の講座(応用情報資格試験と重なる内容)がありました。当然、応用情報資格試験は2日で覚えられるような知識ではないので、仕事時間外に過去問や参考書などで勉強する必要があります。

身につくと思ったけど身につかないこと

開発環境の構築ノウハウは、個人的に習得したかったものの全く身につかなかったスキルです。チーム開発をする上で、GithubやDockerなとバージョン管理ツールや開発環境構築が必須になってきます。特にGithubはエンジニアにとって必須スキルで、情報系の学生なら皆知ってるツールです。恥ずかしながら、情報系の大学院まで行っているのにGithubについては使い方がよくわかっていません。Githubでは自動テストや便利な機能がたくさんあるため、その辺のスキルを研修で習得したいと考えていました。しかし、研修でバージョン管理ツールは一切使いませんでした。チーム開発も書いたコードをクラウドにアップロードして、それをダウンロードしてローカルのソースファイルとしてエディタに追加するという超アナログな管理方法でした。非常に残念でしたが、おそらく初心者・中級者向けの研修なので混乱させないためだろうと思います。

まとめ

SIerの新人研修が終わった感想を大きく3つ話しました。個人の感想と言いつつも、研修を受けたほぼすべての人に共通していることかなと思います。SIerの新人研修は、あくまでも初心者・中級者向けに作られたカリキュラムです。私はちょうどよかったですが、上級者にとっては退屈かもしれません。

長文読んでいただき感謝します。以上になります。

 

-日常のあれこれ
-

Copyright© SugLog , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.